Amazon都合で
配信中のkindle本が
突然抹消された件について

その説明と補償
2024年1月13日

矢嶋ストーリーの矢嶋です。
標記の件で、読者のみなさまに
ご心配ご迷惑をおかけしていることを
心よりお詫び申し上げます。

このページを通じて、何が起きたのか、
kindle本の読者へどう補償するのか、等を
ご説明させていただきます。

1.何が起きたのか?
2.kindle本の読者へどう補償するのか?
3.kindle本の再配信はあるのか?

の順にご説明します。

X(旧twitter)の公式アカウントに
最新の対応をアップしております。
こちらもご覧ください。→
 (旧
 ※独自補償終了を持って、関連ポストの更新も
  停止しています。(2024年3月1日 追記)

1.何が起きたのか?

2023年12月14日のことでした。
Amazonのkindle本(電子書籍)
として長年、配信してきた
『いろはカルタ経営学』(2019/03/27〜)
『パンで街を幸せに』(2020/02/29〜)
『新酒の季節は杉玉色で』(2020/03/01〜)
『おいしい野菜を食べたくて』(2020/02/28〜)
『観察調査のすすめ』(2020/04/03〜)
『売れる気配な新聞コラム』(2020/07/26〜)
が、Amazonの判定で同社のサイトから
抹消されました。現在、Amazonで本を
検索しても見つからない状態です。

今回の、この抹消措置は突然でした。
長年販売し、今まで何の問題もなかった
本が、Amazon都合で利用不能に。

抹消後の読者対応はどうなるのか?
なぜ突然抹消したのか?
質問しても彼らは答えません。

念のために申し上げますが、今回の抹消は、
矢嶋ストーリーの意思ではありません。
驚くべきことですが、わたしどもでは
どうしようもないのです。

追記 2024年1月7日
2020年10月2日に発売したコツ本
『認識の交歓というアレ』も本日
2024年1月7日に突然抹消。合わせて
補償の対象にさせていただきます。

2.kindle本の読者へどう補償するのか?

今回の抹消で被害を受けた方は、
抹消されたkindle本のご購入者です。

売った側の勝手な都合で読めなくなる。
更新版も手に入らなくなる。
これは絶対にしてはならないこと。

しかし今回、その事態に。

Amazonがどう対応するか?
さきほど触れたように、わたしたちに
説明はなく、回答もありません。
(各自、Amazonにお問い合わせください)

だからと言って、何もしない訳には
いきません。そこで今回抹消された
全ての本を、2023年2月末まで
無料で配信させてさせていただく
ことにいたしました。

その無料配信ですが、Amazonでは
できないので、Google Play ブックで
おこないます。Android、Windows、
iOS(=iPhone、iPad.≠Mac)に
対応する Google Play ブックで
ダウンロードしてください。最新版を
お読みいただけます。(Amazonの本は、
2024年正月の更新で既に旧版。ご注意を)


以下は、各本の、Google Play ブックの
ダウンロード先のリンク です。

『いろはカルタ経営学』→ 
『パンで街を幸せに』→ 
『新酒の季節は杉玉色で』→ 
『おいしい野菜を食べたくて』→ 
『観察調査のすすめ』→ 
『認識の交歓というアレ』→ 
『売れる気配な新聞コラム』→ 

どなたでもダウンロートできます。
(ご購入者以外も!)
でもいいのです。誰?とか数の一致が
問題ではありません。たとえお一人でも
ご迷惑ご不便をおかけしたら絶対にダメ。

電子書籍を配信する者の端くれとして、
当然のことだと考えております。

3.kindle本の再配信はあるのか?

結論から申し上げると、ありません。
今回抹消されたコツ本は、Amazonでは
配信しません。

最大の理由は、読者への不親切です。

販売した後、数年が経って、自己都合で
突然利用不能にする。こうした行為を
強制するAmazonの姿勢は読者にとって
リスク以外の何者でもありません。

ですから、抹消されたら撤退します。
iPhone、iPad、Mac をお使いの方は
Apple Books(ブックAPP)を、
Android、Windows をご使用の方は
Google Play ブックスをご利用ください。

でも、Amazonにも言い分があるだろう。
そう思われる方のために、彼らの主張を
以下に記します。

(彼らが販売を許可し、長い間、販売し続けて
 いた事実を前提にお読みください)

彼らはある日ルールを変え、「文字の多い
kindle本は、行の長さが自由に伸縮する
リフロー型だけにする」と決めました。
そして、このルールに合わない本を排除する
決定をしました。しかし…。

リフロー型は読みづらいのです。縦書きに
向いている日本語では最悪。いい内容でも
不快な版面が読む気を削いでしまいます。
この課題を解決できる電子書籍の技術仕様に
縦書き固定レイアウトがあります。
(EPUB3.0 業界標準)

縦書き固定レイアウトは、テキストの検索や
音読もできます。文庫本のように作った本は
文庫本のように読める優れものです。この
縦書き固定レイアウトを矢嶋ストーリーは
積極採用しています。(=鯛焼き印の文庫本)

そして、Apple Books や Google Play
ブックスで利用できます。しかし…、
Amazonは、この技術を採用しません。
必然、Amazonでは表示できないので
彼ら(担当者)に相談し、ページを画像化。
彼らが縦書き固定レイアウトに対応する日を
待つことになったのです。 → 経緯

しかし、その日は来なかったようです。
それが、今回の抹消になりました。
予兆はありました。縦書き固定レイアウトの
最新作『認識の交歓というアレ』が
配信5ヶ月後に突然販売停止に。 → 詳細

この頃から、Amazonの固執と強制は
ヒドくなりました。わたしたちからの
呼びかけを無視。相談も無視。
規模世界一の書店サイトなのに…

加えて理不尽も。
『いろはカルタ経営学』は画像タイプの
本(というよりカルタ)ですが、これも
リフロー型にしろ!とおっしゃるのです。

ですから、抹消されたコツ本は
以後、kindle本にしません。
これから出す固定レイアウトの本も
同様です。ご不便をおかけしますが、
上記の事情をご理解くださいますよう
心よりお願い申し上げます。

2024年1月13日

      矢嶋ストーリー・矢嶋剛

追伸
昨日、2024年2月29日をもって、上記2で
報告させていただいた独自補償「代替本の
無料配布」を終えることができました。
対象作品をお読みいただいた全ての方に
ご利用いただけたかはに分かりませんが、
そうである事を心から願ってやみません。
まだまだ未熟な電子書籍ワールドですが、
これに懲りず活用いただければ幸甚です。

2024年3月1日

      矢嶋ストーリー・矢嶋剛