『新酒の季節は杉玉色で』の 
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矢嶋ストーリー作品、marketing 1coin series『新酒の季節は杉玉色で-これからの消費論付き-』の表紙(カバー)です。文庫本スタイルの縦長の表紙です。輝くような白色を背景に、左端上に小さな軒の付いた杉玉(sugidama、酒林とも呼びます)の切り抜き写真が置かれています。その杉玉の上に重なるようにタイトルが表紙中央にあります。その下、表紙の底近くにサブタイトル。さらにその下に「作・矢嶋剛」の字が配置されています。以上は、著者作者の矢嶋剛による装丁です。

この作品は、落語。

噺家さんが寄席で高座にかける、
あの落語です。

ですので、語調も落語そのもの。

「ありがとうございます。
 お忙しいのに、こんな所に
 来ちゃって。これも日頃の
 行いが悪いから…」

で始まります。(冒頭です)

矢嶋剛(やじ)の本『新酒の季節は杉玉色で-これからの消費論付き-』の4ページが写っています。内容は以下の通りです。ありがとうございます。お忙しいのに、こんな所に来ちゃって。これも日頃の行いが悪いから。スパッと諦めて、笑ってお帰りください。これからお酒の話をいたします。呑むって楽しい、なアレでございます。あらためて思い返しますと、なんと申しましょうか、お酒というやつは大変有難いもので、呑むと気持ちがほぐれてまいります。いかめしい顔をなさっていた御仁も、気難しそうだった淑女も、いつの間にやら笑顔になって。この力を古(いにしえ)の方は心得ていたんでしょうね。正月や結婚式の祝い酒、桜が咲けば花見酒、夏が来れば花火酒。「そんなのあったっけ?」は気にしないで進みますよ! とにかく(笑)、楽しい時には、お酒が付くようになりました。そして、旨い食べ物も付いてまいります。うまいなぁ、グルメだ、こんちくしょ~。だからお酒は… ねぇ~。

これ、ひょっとすると
業界初のマーケティング落語かも
しれませんが、
それはどうでもよいことで、

肝心なのは、
なぜ落語? なんの落語

なので、まず
このあたりから作品のご案内を
したいと思います。

Q.じゃあ教えて。なぜ落語なの?

A.聞いた話ですと、
  この噺(はなし)の主人公、
  その心情を豊かに
  表したかったそうで。

  その人、大工の熊吉といって
  江戸時代の人で、昔の人だから
  標準語しゃべらないし。

  ですが…この熊吉さん、
  実は未来の消費者なので、
  その心の細かいところを
  ストレートに表したかった。

  作者はそう言っています。

  それができるってんで
  自然に落語に…

  あの~
  どんな噺か少しご説明しても
  よろしいでしょうか?


  ありがとうございます

  今お話した熊吉が
  日本酒の蔵元さん、
  その玄関の軒下に飾る
  杉玉を眺めるんです。

  ご存知と思いますが、
  杉玉ってのは でして、

これが杉玉(すぎだま)です。酒林(しゅりん)と呼ぶこともあります。生きている杉の葉を束ねて、丸く刈って、球形(ボール状)にします。杉玉は日本酒の造り酒屋(蔵元、醸造所)や日本酒自慢の居酒屋の軒に飾られています。写真の杉玉は、『新酒の季節は杉玉色で』の著者である矢嶋剛(やじ)が鳥取県鳥取市智頭町で注文・購入し撮影したものです。著作権は矢嶋剛が所有しています。無断掲載・転載は禁止です。

  この杉玉を、熊吉、眺めます。
  毎日毎日、眺めます。

  その理由は…
  タイトル『新酒の…』で
  予想は付きそうですが、だいたい
  そんなストーリーだそうで。

Q.で? その江戸時代の人が
  未来の消費者なわけ?

A.はい、そうらしいんです。

  作者が言うにはマーケティング
  (=お客様をめざす)には
  未来予想が肝心で、人々の関心や
  興味がどこへ向かう?を具体的に
  描けないとダメだそうで。

Q.それで落語で…

A.描いちゃった。

  どうも、熊吉の気持ちや行動が
  作者の未来予想らしいんですが、
  落語で見せて、解説まで付けて
  読者に「いかが?」と
  問い掛けているようなんです。

Q.未来からの挑戦状
  というわけ?

A.その通りでして。

  作者が言うんです。
  人々が求める内容が変わると、
  ビジネスも変わるって。

  戦後、1945年頃は空腹だった。
  だから関心は食事だった。

  腹が満たされると贅沢を欲した。

  1980年、オシャレに憧れ、
  2000年、新世界を探し求め、
  2020年、人生を問い直し…

  それに伴い需要も変わったと…

  一流ブランドが廃れ、
  インスタ映えに飽き飽きして、
  LGBTQに微笑み、
  映画『ノマドランド』が
  アカデミー賞を獲ったでしょ!
  と言うんです。

  そして熊吉はその先にいると…

Q.えっ、熊吉は新酒を楽しみに
  してたんじゃないの?

A.どうも違うようなんです。
  和製ボジョレー・ヌーヴォーも
  見当違いみたいで。

  その辺りが未来予想というか、
  なんといいますか。

Q.けれど、熊吉が未来の消費者だ
  なんて作者の勝手な予想でしょ?

A.そうなんですけど、
  作者に言わせると、予想はみんな
  勝手だそうで。ただ予想の根拠を
  示さない推論もダメ。

  そこはわかっているらしく、
  落語の後ろに未来予想に関する
  解説を載せています。

Q.さっき言ってた解説?

A.はい。
  「これからの消費論」という
  そうです。

Q.どんな内容なの?

A.どうもそれは…
  読んでのお楽しみだそうで。

  ただ作者に言わせると、
  読まれた方が

  ①落語で
   作者の未来予想を知る

  ②読者も未来予想!

  を期待しているようなんです。

Q.挑戦状に答えて!というの?

A.御意!🙇
  と思わず時代劇しましたが、
  そういうことらしく…。

Q.生意気ね!

A.ですよね。
  でもここまで言われて何もしない
  っていうものマーケティング的
  (=お客様的)にどうか?と
  いう気もしてきます。

Q.そんな気もするけど。
  何かどんどん作者の思う壺に
  ハマっていない?

A.そんな気もしますが、
  落語ですから笑えるでしょうし、
  何もそこまで力まなくてもいいん
  じゃないかなという気もします。

  熊吉が未来の消費者だとして
  その情報料が500円なら
  ラッキーかもしれません。

Q.そうかしら?
  ところで、あなた、誰だっけ?
  あっ、ひょっとして…

A.あはは、申し訳ございません。
  落語で言う二段落ちで
  ございます。

  お後がよろしいようで(終)

矢嶋剛(やじ)の本『新酒の季節は杉玉色で-これからの消費論付き-』の扉(表紙の次に現れる最初のページ)です。全体が文庫本スタイルの縦長デザイン。上部中央に「marketing 1coin series」の文字。マーケティングの本を500円でお届けするシリーズという意味です。その文字を冠とした四角の枠線があり、その中の上部中央に先ほどの題名。その下に著者の名前。その下に鯛焼きのイラスト。このtaiyakiは、この文庫本シリーズのシンボルです。そしてその下に、この本の出版者である矢嶋ストーリーyajima storyの文字があります。このページデザインもイラストも著者自身がおこないました。

…という作品です(笑)

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