『おいしい野菜を食べたくて』
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![矢嶋ストーリー作品、marketing 1coin series『おいしい野菜を食べたくて-農業発展の発想法つき-』の表紙(カバー)です。文庫本スタイルの縦長の表紙です。輝くような白色が背景です。表紙中央にジャガイモの切り抜き写真。その上にタイトル。写真の下にサブタイトル。さらにその下に「作・矢嶋剛」の字が配置されています。このマーケティング短編SF小説は食と農業の危機を描いているので、じゃがいもの写真を使いました。以上は、著者作者の矢嶋剛による装丁です。](https://yajima-story.tokyo/img/05vege_coverart_300_960.jpg)
『おいしい野菜を食べたくて』は
野菜好きの人、野菜を愛する人に贈る
短編SF(空想科学小説)です。
主人公は、肉じゃが大好き男。
彼の苦悩と奮闘を通じて、
今の食生活の危機を感じてください。
事態は意外と深刻です。
ですから解説編「農法発展の発想法」を
付けました。内容は、農業と青果流通の
マーケティング(お客様を目指せ)。
解決策を具体的に記しました。
そんな不思議SF。気になる詳細を
FAQ(フェイク、よくいただく質問〕風に
ご案内します。
Q.その不思議SF。内容を
もうちょっと教えてください。
A.では、ご説明します。
この本は前半がSF。後半が
「農業発展の発想法」という解説。
そんな構成になっています。
危うい!をストーリーで感じて
いただいた後に「どうすれば?」を
考えていただきたいのです。
Q.農業発展の発想法? テーマは
食生活の危機なのに?
A.そう。農業なんです。
このSFで描いたテーマ
「おいしい野菜→食生活の充実」を
守れるのは農業だし、失敗して
ダメージを受けるのも農業です。
ですから農業の発展を願って
解説編を書いたのです。
Q.食生活の危機ということですが、
事態は深刻ですか?
A.そう感じています。
スーパーに行くたびに、そして、
野菜直売所の人気に触れるたびに。
解説でも触れたのですが、今、
密かに野菜離れが進んでいます。
このままだと野菜は魚離れと
同じ運命を辿るでしょう。
そうなる前に、
手を打って欲しいのです
農業マーケティング(:農業はどう
行動すべきか?)、食農連携マーケ
ティング(:「食べる」と農業をいかに
実り豊かに結び付けるか? cf.スローフー
ド、ファーマーズマーケット)の
手がかりにもなると思います。
Q.なんか難しそう。
A.ご心配なく。まずは、楽しくて、
お腹が空いてくるSFをお楽しみ
ください。
登場人物もユニークなんです。
主人公は、肉じゃが大好き男。
(だから本の表紙がジャガイモ)
彼は、都会に住んでいます。
怪人でもヒーローでもない、
ふつうのサラリーマンです。
そんな彼が、ある日…
あぁ、これ以上は、ご勘弁を。
Q.もうちょっと、教えて!
A.それでは、ネタバレしない程度に。
彼、肉じゃが大好き男は、
ある日、重大な事実に気づいて
しまうんです。(🥔サスペンス?)
悩みます。(🥔文学?) そして、
立ち上がります。(🥔アクション?)
彼の奮闘に、ご期待ください!
Q.まだよくわからないけど、
ジャガイモが関係している?
A.その通りです。
もう少し申し上げると、
ジャガイモ おいしい野菜 的に
ストーリーは展開していきます。
ですから作品のタイトルは
『おいしい野菜を食べたくて』に
なりました。
Q.ところでSFって?
A.サイエンス・フィクション
Science Fiction(空想科学小説)の
ことです。
『バイオハザード』や『日本沈没』
のような、科学的な要素をもった
パニックを描く作品の多くが、
そう呼ばれています。
この『おいしい…』も、ある種の
パニックなのでSFが合いました。
Q.そのパニックに立ち向かうのが
肉じゃが大好き男?
A.その通りです。
読んでいただくと判るのですが、
彼は、わたしたちなんです。
消費者、生活者の代表として
彼は描かれています。
彼の悩みは、みんなの悩み。
ですから、このストーリーは
マーケティング(:お客様を目指す
ぞ〜) なSFになれたのです。
Q.読みやすいですか?
A.スマホで読める文庫本!を実現した
電子書籍なので、読みやすいです。
以下のようなスタイルです。
![矢嶋剛(やじ)の本『おいしい野菜を食べたくて-農業発展の発想法つき-』の扉(表紙の次に現れる最初のページ)です。全体が文庫本スタイルの縦長デザイン。上部中央に「marketing 1coin series」の文字。マーケティングの本を500円でお届けするシリーズという意味です。その文字を冠とした四角の枠線があり、その中の上部中央に先ほどの題名。その下に著者名。その下に鯛焼きのイラスト。このたい焼きは、この文庫本シリーズのシンボルです。そしてその下に、この本の出版者である矢嶋ストーリーの文字があります。このページデザインも鯛焼きのイラストも著者自身がおこないました。](https://yajima-story.tokyo/img/05vege_p1_tobira960.jpg)
![矢嶋剛(やじ)の本『おいしい野菜を食べたくて-農業発展の発想法つき-』の4ページが写っています。内容は以下の通りです。妄想。男は、肉じゃがが好きだった。肉じゃががあればご機嫌だった。ただ、たくさん食べたかった。夕食時、「もう無理」と言を漏らすまで食べたかった。牛丼チェーンの特盛りは代わりにならなかった。じゃがいもと人参が入っていないのだ。コンビニの惣菜パックは量に問題があった。店にあるやつを全部買っても足りなかった。そのくせ財布に痛かった。男は、ふつうのサラリーマンなのだ。だから、自分で作ることにした。家族には任せなかった。作りたい量が妻の想像を超えていたのだ。週末になると、男は肉じゃがを思う存分作った。買い物も自分でした。量が多いので、家族は誰も手伝わなかった。ある日、地域の運動会に参加した。ムカデ競争に出たら参加賞をもらえた。じゃがいもだった。思えば、それがすべての始まりだった。そのじゃがいもで肉じゃがを作った。すごくおいしかった。おいしすぎた。じゃがいものせいだった。唖然とした。今まで食べてきたじゃがいもは何だったのか…。](https://yajima-story.tokyo/img/05vege_p4_mousou960.jpg)
野菜好きのみなさま、
ご一読ください。
(終)
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