明るいピンク色のメガホンが2つ、声の出る方(いわゆるスピーカー、ホーン側)が向かい合うように、ちょっと離れて置かれています。まるで、2つのメガホンがまるでおしゃべりをしているようです。そんなコミュニケーションっぽいイラストが本の表紙を飾っています。本のタイトルは『認識の交歓というアレ:これからのコミュニケーション論』。本の著者は矢嶋剛 Yajima, Takeshiです。

認識の交歓というアレ
 これからのコミュニケーション論

 
矢嶋 剛・著 2020年10月初版
85ページ 電子書籍
マーケティング・1コイン・シリーズ(7)

テレビはどうなる?
SNSはこの先?

「一方的」はツマラナイので
敬遠されるようになります。

代わりに、
「お互いを豊かにするおしゃべり」が
求められます。

このおしゃべりのことを著者は
「認識の交歓」と呼びます。

お互いの認識(物事のとらえかた)を
楽しく joyfully 交換 exchange
それが「認識の交歓」。

この「認識の交歓」が
どのようにおこなわれるか?

『認識の交歓というアレ』には
その詳細が書かれています。

これから盛んになる
「お互いを豊かにするおしゃべり」、
その具体例がたくさん登場します。

「どこか旅行に行きたいよね〜」
「南の島っていいよね〜」
「国内だと、やっぱり沖縄かな」(認識A)
「万座ってきれいだよね」(同B)
「近くに真栄田岬があって、
 そこもきれい」
(同C)
    (以下省略。本書29ページより引用)

な感じで。

これからのコミュニケーション、
認識の交歓

それでは、本の中身を
見ていきましょう。

この本のサブタイトルに
「これからのコミュニケーション論」
とある通り、本の内容は
きちんとしたコミュニケーション論に
なっています。

  • 4ページから始まる
    「とりあえず、コミュニケーション論の
    地図」は、コミュニケーションの本質を
    説くパートです。

    以下の話が登場します。

  • コミュニケーションとは(辞意的)

    まずは言葉の意味を!
    元々の意味は「交わり」です。 5ページ

  • 学問では… コミュニケーション論の流れ

    コミュニケーションの本質を突いた
    フェルディナン・ド・ソシュールさん
    Ferdinand de Saussure ( Wikipedia)
    の指摘を紹介します。
    6-8ページ

  • そして辿り着いたコミュニケーションとは?

    「人間というテキトーどうしの超テキトー
    な交信」こそ、コミュニケーションだと
    指摘します。そして「会話を描け、社会学」
    「伝達だけかよ、マス・コミュニケーション
    論」など各学問での扱いに注意を促します。
    9-19ページ

  • このパートを読むと、ひどく曖昧に使われて
    いる「コミュニケーション」の言葉の真意を
    しっかりと腑に落とせるのです。

そして話は「認識の交歓」へ

以下の流れで、話は進んでいきます。

  • そろり、認識の話から

    「彼はハンサム。これが認識」な調子で、
    「認識とは具体的にどういう事?」が解き
    明かされていきます。「認識は増えていく」
    「何でもありの認識」「脳の中は支離滅裂」
    と言った話が登場します。認識を楽しく
    腑に落としてください。 19-27ページ

  • 認識は交換される

    人々の間で認識が交換されていく様子を描い
    ています。「あっコアラだ」「かわいい〜」
    こんなおしゃべりで、わたしたちは認識を
    交換しまくっています。具体例がたくさん
    登場します。 28-38ページ

  • お客様、豊か

    ここでちょっとマーケティングの話。
    「人々=お客様」だよね。今の人って認識が
    豊か。ということは、お客様の認識は豊か。
    「企業はプロ」なんて通用しない。そういう
    時代、それが今。そんなお客様論、顧客論を
    お読みください。 39-48ページ

  • 一方的に強いると ー軽く広告批評ー

    「強いられるって嫌」で始まる広告論です。
    認識を一方的に強いる「説得」は無理。
    「一方的」は絶滅危惧種。テレビ番組の
    ワイプ(:画面の中の画面)って「超一方的」。
    そんな話が次々と飛び出します。49-58ページ

  • お客様と認識を交歓しましょう

    ここで初めて「認識の交歓」という表現が
    登場します。お客様と企業がお互いの認識を
    楽しく交歓。こんな会話、こんな話題で。
    たくさんの例を挙げながら、認識を交歓する
    マーケティング・コミュニケーションの重要
    性を紐解きます。 59-68ページ

  • ここまで読んでいただくと「認識の交歓」が
    バッチリ理解できるはず。同時に心配も?
    「でも交歓できるかしら?」
    「今まで、ずっと一方的だったし…」
    よくわかります。コミュニケーション大転換
    ですものね。そこでスペシャルなパートを
    ご用意しました。以下のパートで「認識の
    交歓」のコツをつかんでください。

  • 交歓用のコミュニケーション・ルール

    「知らないと伝える」ほか3つのルールを
    お教えします。クロード・レヴィ=ストロー
    スさん Claude Lévi-Strauss ( Wikipedia)
    の認識も引用。
    おしゃべりの例も多数。
    読んで、試して、「認識の交歓」の達人に
    なってください。 69-78ページ

ということで、
ご想像いただけましたか?
「認識の交歓」なニュー・ワールド。
いずれそうなります。確実になります。
新しい環境に早く適応してください。

  

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でお求めいただけます。
クリックで購入ページへ)

P.S.
「マス・コミュニケーション、そしてマーケ
ティング・コミュニケーション。なんという
言葉の乱用でしょう」 この本を読まれて、
そう感じる方も多いと思います。同感です。
今までが間違っていたのです。わたしたち、
ふつうの人々の認識は豊かになりました。
お客様としても豊かな認識を持っています。
この事実、納得されたら、その目線でライフ
スタイル分析をしてください。豊かな認識を
持つわたしたちが今後どのようなライフスタ
イルを望むのか。分析方法と著者の仮説を
第4巻『新酒の季節は杉玉色で』に載せて
おきました。
そんなことも含め、ご質問、
ご感想などありましたら、お気軽にお送り
ください。著者が返信いたします。 →

  

P.S.2
この本は、通称「ワインの論文」(学術論文)
がベースになっています。タイトルは
「企業と消費者による文脈共有過程と需要
創造 ー文脈共有の不完全性に注目してー」

ご興味があれば、こちらのリンクを。